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日本の海水魚 (山溪ハンディ図鑑 13)
「山と渓谷社」(2008/08) 吉野 雄輔(著) 瀬能 宏 (監修)
20.5×12.5cm 545P
¥3,780(税込)

一番新しい、ハンディサイズの本格的な海水魚図鑑。豊富な種を、鮮明な写真と解説文で説明。これからのダイバーの定番図鑑になるかも。
一般のダイバーが日本のダイビングポイントで見る魚1,246種について2,500枚の写真で紹介。写真のほとんどは、
筆者の吉野 雄輔氏が撮影したもので、海の中で見たままの生態写真ばかりです。雌雄、成長段階で斑紋や形態が大きく異なる
ものは、それぞれの写真が多数掲載されています。また、写真自体も、今までの定番図鑑、益田 一氏の「海水魚」(山と渓谷社)
よりも大きいものが使われています(「海水魚」では1ページに最大8枚の写真が掲載されていますが、本書では最大6枚まで)し、
いずれも鮮明で、標準和名、サイズ、撮影水深、撮影地も掲載されているので、種の同定もしやすいです。
本のサイズ的制約から、解説は詳細ではありませんが、標準和名、学名、分布、生息場所や見分け方、生態的特徴など、
ダイバーに役立つ内容が、簡潔に分かりやすく書かれています。「マタナゴ」のように、最新の研究成果に基づいて、
新しく分類し直された種もありますし、あの「シコンハタタテハゼ」も大きな美しい写真で載ってます。
また、冒頭には、目名、科名による通常の目次のほかに「写真検索」があり、本書に掲載された種を体型の違いから
90種類の仲間に分け、それぞれの代表的な魚の写真を掲載しています。全然名前の分からない魚でも、その形や特徴から
検索できるようになっていますので、魚の知識のない方でも、目的ページに早くたどり着くことができ、便利です。
ただ、全て生態写真が使われているため、水中での遭遇が難しいカジキやマグロの類など、知られた魚でも掲載されていない
ものが若干あります。また、綴じ方がしっかりしているせいか、本の中央部分(のど)まで全開にならないので、右のページ
に掲載された魚の和名がちょっと読みにくいのは残念です。
本書は言わば、「海水魚」(山と渓谷社)の解説付き版とも言える本で、「海水魚」には
解説がほとんどなく、その点に不満のあった方には待望の一冊です。大きな写真と解説文掲載のため、一回り大きく分厚く
なっていますが、フィールドに携行できる、ぎりぎりの大きさに押えられています。そのぶん、値段もちょっと高いですが、
海水魚図鑑として価値のある一冊で、これからのダイバーの定番図鑑になりそうです。
私も発売を知って飛びつきました。

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