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球美の海 ベジタブルフィールドの住人たち
「東方出版」(2005/06) 川本 剛志(写)
22×21cm 83P
¥2,100(税込)

花の本かと思うほど美しい表紙-実はエビとウミウシの写真です。いつまでも心に残る一冊です。
ページをめくるたびに次々と展開される、普段人目に触れることのないような小さな、でも美しいマクロの世界。
小さなエビ・カニを中心としたマクロの世界は目を見張るほどの美しさに溢れ、海の生き物のすばらしさを感じずには
いられません。
一方、ワイドの世界は迫力満点。時には向こうが見えないほどの文字通り壁のようなギンガメアジの大群や、
真っ青な海を悠然と泳ぐジンベエザメ。そして、また絶妙な色彩で見る人の目をくぎ付けにするマクロの世界。
締めくくりは迫力あるザトウクジラのブリーチング(ジャンプ)。
雄大な世界とマクロの世界が交互に展開される本書のなかでも、目を惹くのはやはり小さな海の生き物の美しさです。
極彩色のウミウシと共生するウミウシカクレエビ、黄色い貝殻に白と赤のツートンカラーが目を惹くヤドカリ、
数ミリの大きさしかない赤ちゃんのカエルアンコウや、赤いヤギのなかに溶け込んだピグミーシーホースなど。
小さいけれど、見るものの心を奪うほどの美しさと豊かさにあふれる海中の世界を、的確に捉えた著者の感性が光ります。
触ると壊れてしまいそうな、海の中の小さな生き物に寄せる著者のいとおしい想いが伝わってきて、なんとも優しい
気持ちになります。
著者独特の視点で切り取られた、色鮮やかな世界を教えてくれる本書は、いつまでも私の心に残る一冊になりました。
大切な人へのちょっとしたプレゼントにもオススメ。

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