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生かされた意味
「飯塚書店」(2004/12) 中里 尚雄(著)
19×13cm 206P
¥1,470(税込)

骨盤を砕くほどの交通事故で再起不能と言われながら、必死のリハビリで奇跡の復活を遂げた、日本人プロウインド
サーファーの自伝。
プロのウインドサーファーを目指して16歳で単身ハワイ・マウイ島に渡り、世界的な実力を持つまでになった筆者。
マウイのノースショア・ピアヒ岬沖に押し寄せる、世界最大の波とも言われる「JAWS」にサーフィンと
ウインドサーフィンの両方でライディングに成功し、注目を集めましたが、2003年1月に交通事故に遭い、
骨盤を砕くほどの骨折。なんと大小15本ものボルトで骨盤を固定する大手術で、一命は取り留めます。
医者からも再起不能を宣告されながら、本書でリハビリ地獄と表現されるほどのすさまじいリハビリに耐え、
見事に復活するまでの、筆者の努力とサーフィンに賭ける執念とも言える想いがつづれれています。
前日に成功したジョーズ・ライディングを回想する、事故の前の日から始まって、忌まわしい事故当日、そして
復活するまでの約11ヶ月に亘るリハビリの様子を日記風にして日々つづった本書からは、サーフィンに賭ける
筆者の想いがひしひしと伝わり、必ず願いは叶えるんだと言う強い意思と努力には脱帽ものです。
ただ、特に帰国後のリハビリの様子はむしろ淡々とした文章で、日々の回復過程が日を追って書かれていますので、
湧き上がるような感動を期待すると、読み終わった後でちょっと物足りなさを感じるかも知れません。
でも、完全な身体ではないにも拘わらず、海に浸かり小さな波に乗れたことに素直に感動する筆者の喜びは、
同じサーファーなら共有できることでしょう。

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