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ジャック・マイヨールの遺産
「叢文社」(2007/07) 竹谷 和之(編さん)
19×13cm 267P
¥2,100(税込)

かつてフリーダイビングのチャンピオンだった故ジャック・マイヨールの素潜りの世界を通して、21世紀のスポーツの姿を考える本。
2000年11月に神戸で開かれ、ジャック・マイヨール自身も参加した「21世紀のスポーツ文化を考える-
ジャック・マイヨールの世界を通して」と題されたシンポジウムの内容を中心に、4部から構成されています。
全編を通して語られているのは、ジャック・マイヨールが提唱した「ホモ・デルフィナス」(=イルカ的人間)に象徴される、
自然と向き合い、自然と融合するようなこれからのスポーツの在り方・方向性が重要であるという主張です。
同時に、近代スポーツの象徴であるオリンピック競技に対する痛烈な批判も込められています。
ジャック・マイヨールを除いた3人はいずれも大学の教授で、近代スポーツに対する造詣は深いのですが、それだけに
理論優先の感は否めず、また同じ内容の主張があちこちで登場しますので、ちょっと退屈です。
そんな中で、ジャック・マイヨールと長年に亘り親交のあった成田 均氏によるジャックの回想録である、「第3章 素顔の
ジャック・マイヨール」は、”人間ジャック・マイヨール”の生前の姿が生き生きと描かれていて、とても興味深いものが
あります。

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