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マイ・ブルー・ヘヴン

マイ・ブルー・ヘヴン
「毎日新聞社」(2003/08) 高樹 沙耶(著)
18×13cm 159P
¥1,500(税込)

華やかな女優の世界から転身して、フリーダイビングの日本記録に挑んだ著者が目指す「自然と共生」する生き方に、 素直に共感できます。

女優として華やかなスポットライトを浴び、ブランド品を身にまとい、恋愛も経験し、他人から見れば羨ましいような 生活を送りながら、なぜか満たされない心。

そんなときに仕事で訪れたオーストラリアの原住民アボリジニとの出会いが、彼女の生き方に決定的な影響を与えます。 文字通り、自然とともに生き、自然に感謝しながら生活する彼らの生き方に心を突き動かされ、ハワイでイルカとともに 海で暮らすことを夢見て、海の世界にのめり込んでいきます。
僅か10ヶ月の訓練でフリーダイビング・コンスタントウェイト-53mという日本記録を達成した筆者だけあって、 その集中力、行動力には脱帽ものです。

日本での華やかな生活を捨て、ハワイ島で「自然と共存」した生活を実践する筆者の言葉には不思議な説得力があり、 自然や地球を守るために限りなくシンプルな生活を呼びかける、その考えには素直に共感できます。

あまりパッとしない子供だった幼少のころの様子や、中学生のときに先生にひどく叱られたことなど、普通の人はもちろん 有名人であればなおのことあまり他人に言いたくない過去のありのままの姿をさらけ出し、やさしく語りかけるような言葉で 綴られた筆者の訴えに、大いに心動かされます。

女性の書くこういう類の本は、ややもすると感情的、情緒的な言葉の羅列になり、男性が読むとちょっと違和感を覚える 場合もありますが、本書はそんなこともなく男女分け隔てなく共鳴することができます。
気楽に軽く読めて、かつ生きるうえで大切なものも示唆してくれるような、なかなかの良書です。



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