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ダイバーはパラオの海をめざす
「集英社」(2000/02) 太田 耕輔(著)
19×13cm 271P
¥1,575(税込)

ダイビングガイドとして6年間在住したパラオでの、ダイビング中の思い出深い出来事などを、軽妙な文章でおもしろおかしく綴った手記。
パラオのダイビングショップでガイドとして働き、大物目当てのお客にマンタやサメ、ギンガメアジ、バラクーダ、
ナポレオンフィッシュなど、パラオではお馴染みの魚を見せて、お客を楽しませていた筆者。
ところが、ある日ショップを訪れた一人のダイバーをスタッフに加えたことにより、彼のダイビングスタイルが大きく
変っていきます。
そのダイバーは、沖縄でガイドをしていたサトーなる人物。いわゆるマクロ派と呼ばれる、小さな魚をお客に見せる
ダイビングスタイル。そして、彼を慕ってパラオにやってくる、同じくマクロ派のダイバー達。
お目当ての魚を見つけると地ベタにへばりつき、じっとして動かず、ひたすらその魚を観察するマクロ派ダイバー。
筆者は、最初彼らのことを「ヘンタイ」と呼びつつ、自らもその「ヘンタイ」のダイビングスタイルにどんどんハマッて
いきます。
10cmにも満たないような小さな魚を求めて、サトーと二人で悪戦苦闘する姿や、苦労の末にお目当ての魚との対面を
果したときの深い感動、リピーターとして繰り返しパラオにやってくるダイバーとの心の交流などが、さわやかに描かれて
います。
「どわああああああ」「んがああああああ」。
大げさな感嘆詞と、ウィットに富んだ文章で、読む者を惹きつける筆者の力量はなかなかのものです。一般の
アマチュア・ダイバーから見ると、まるでスーパーマンのように映るガイドですが、そんな彼らの実に人間味あふれる、
ほほえましい一面を垣間見ることができ、読んでいてとても楽しい一冊です。
マクロ系の魚を見つけるコツなど、ちょっと役立つ情報もあります。

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