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人生で大切なことは海の上で学んだ
「大和書房」(2006/09)
白石 康次郎(著)
19×14cm 206P
¥1,470(税込)

金も力も知名度もない中で、情熱と行動力で数々の失敗を乗り越え夢を叶えてきた、若き海洋冒険家の生き様を綴った、感動の一冊。
小学生の頃に「海を渡って世界一周する」という夢を抱いた筆者が、夢を叶えるためにがむしゃらに突き進み、
遂には26歳の若さで「世界最年少で単独無寄港世界一周」の記録を達成します。その後も、2002年には最も過酷な
ヨットレースと言われる「アラウンド・アローン」(単独での世界一周レース。2006年からは「5オーシャンズ」に
名称を変更)クラスⅡに参戦し、4位完走。さらに、2006年にはアジア人初となる、同レースのクラスⅠに出場し、見事
2位でゴールするという快挙を成し遂げました。
しかし、彼は決して類まれな才能溢れるスーパーマンではありません。華やかな活躍を成し遂げるまでには、それこそ
死んでしまいたくなるほどの屈辱にまみれた失敗も経験しています。そんな若き日のにがい経験と辛い思いも赤裸々に語り、
しかしそれをバネに努力と精進を重ね、一歩一歩夢に近づいていった筆者の生き様に、素直に感動できます。
自身の情熱と努力はもちろんですが、彼を支えてきた友人、スポンサー、家族のすばらしさが滲み出ています。特に、
筆者の父親の人柄のすばらしいこと。きびしく、暖かく見守ってきたこの父親がいたからこそ、今の彼があると言っても
過言ではない気がします。世界一周を達成したのちの税務申告を代行した父親が、税務署の職員に言った言葉、
「君たちは、若者の夢にまで税金をかけるのか」・・・グッときてしまいます。
上記以外にも、本書には、人の心に沁み入るような筆者自身の意味深いフレーズの数々が、きら星のようにあちこちに
ちりばめられてます。200ページ余りの小さな本書ですが、人を勇気づけてくれるエネルギーに満ち溢れて
います。

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