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深海のパイロット (光文社新書)

深海のパイロット (光文社新書)
「光文社」(2003/07)
藤崎 慎吾 田代 省三 藤岡 換装太郎(著)
17×11cm 315P
¥893(税込)

宇宙と並んで、未知の世界である深海を探索するための潜水調査船の開発黎明期から、現在に至るまでの関係者の奮闘ぶりを描く物語。

名前だけは知っている方も多いと思いますが、日本が世界に誇る深海潜水調査船、初代の「しんかい2000」と、二代目の 「しんかい6500」。本書は、そのパイロットのさまざまなエピソードなどを中心として、深海調査活動の一端を紹介します。

非常に微妙なバランスのもとで潜行・浮上を実現している仕組みや、「耐圧殻」と呼ばれる人間が乗り込む球形のコントロール室 内の様子、アメリカと共同での深海潜水調査活動におけるライバル関係など、深海調査に全く縁のない我々にとってもなかなか 興味深い話題が盛り沢山です。

その他にも、潜水活動中に経験した「あわや!!」といった場面や、ヒヤッとしたエピソードなどの恐怖体験や、人間の活動の影響 が深海にまで及んでいる話など、考えさせられる話も・・・。
また、ダイバーの方にとっては、身一つで200~300メートルといった深海へ潜る「飽和潜水」の話が、とても興味深い ことでしょう。

堅苦しくない文章で気軽に読める一方で、我々が恐らく絶対に垣間見ることのできない世界を教えてくれる一冊で、調査船の 内部や深海の生き物などの豊富な写真が、想像力をかき立ててくれます。



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