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とべ!人工尾びれのイルカ「フジ」―世界初のプロジェクトに挑戦した人びと
「佼成出版社」 (2006/09)
真鍋 和子(著)
21.5×15.5cm 128P
¥1,575(税込)

沖縄美ら海水族館のイルカ「フジ」の物語。ふりがな付きの平易な文章と多くの写真で、分かりやすく作られた、児童向けの本。
病気で尾びれの3/4を失い、プールに浮かぶだけになってしまった「フジ」と、なんとか元のように泳がせたいと願う
水族館の飼育係や獣医たち。そしてタイヤメーカー・ブリヂストンの社員とが協力して、人工の尾びれを完成させるまでの、
2年間に亘る挑戦の様子をまとめた、感動の本。
日本児童文学者協会会員である筆者らしく、児童向けに平易な分かりやすい言葉で綴られていて、お子様にお勧めの一冊です。
また、本書では、人工尾びれ開発に関わった人びとの姿だけでなく、元気になった「フジ」と子供たちがふれあう姿
などの写真も掲載され、動物と人間との交流の大切さも教えてくれます。
ただ、子供でも読みやすいよう大きな文字で、ページ数も多くないので、全体に内容があっさりしていて、飼育係の訓練の
苦労や、ブリヂストン社員の飽くなき挑戦の様子がイマイチ伝わらないのが残念です。
一般の方には、「もういちど宙(そら)へ―沖縄美ら海水族館人工尾びれをつけたイルカフジの物語」
がお勧め。

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