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しっぽをなくしたイルカ -沖縄美ら海水族館フジの物語-
「講談社青い鳥文庫」 (2007/07)
岩貞 るみこ(著)
17.5×11.5cm 189P
¥630(税込)

尾びれを亡くした沖縄美ら海水族館のイルカ「フジ」と、「フジ」を再び泳がせようとがんばった人たちの交流を描いた
感動の物語。児童向け。
病気で尾びれの3/4を失い、プールに浮かぶだけになってしまった「フジ」。生きる気力も失ってしまったかのような
「フジ」をなんとか元のように泳がせたいと願う水族館の飼育係や獣医たちと、タイヤメーカー・ブリヂストンの社員とが
協力して、人工の尾びれを完成させるまでの、2年間に亘る挑戦の記録です。
毎日の訓練のなかで、やがて生まれる飼育係と「フジ」との揺るぎない信頼関係。何度壊れてもあきらめずに、人工尾びれの
改良をつづけるブリヂストンの社員の執念。最後には人工尾びれをつけて水面高くジャンプするまでになった「フジ」の姿と、
関係者の努力に感動ものです。
なお、本書は児童向けに会話形式が多用されていてとても読みやすく、全ての漢字にふりがなも振ってあるので、小学生
以上のお子様にお勧めの一冊ですが、大人が読んでも感動できる内容です。
イルカと人間との交流を通して、動物との信頼関係ができることのすばらしさを教えてくれると同時に、なんでも諦めずに
最後までがんばれば夢は叶うんだということを教えてくれる、感動の一冊です。
一般の方には、同じ著者の「もういちど宙(そら)へ―沖縄美ら海水族館人工尾びれをつけたイルカフジの物語」
がお勧め。
なお、以前テレビで放映された「フジ」の映像が、DVD
「にんげんドキュメント ヒレをもらったイルカ」
のタイトルで、2007年11月に発売されました。

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