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もういちど宙(そら)へ―沖縄美ら海水族館人工尾びれをつけたイルカ フジの物語
「講談社」 (2005/02)
岩貞 るみこ(著)
19.5×13.5cm 191P
¥1,575(税込)

病気で尾びれの3/4を失ったイルカ「フジ」を再び泳がせたいと、人工尾びれを開発した関係者の苦悩と熱い思いを
伝える、感動の1冊。
テレビでご存知の方も多いと思いますが、沖縄・美ら海水族館に病気で尾びれの3/4を失ったイルカ「フジ」がいます。
浮くことしかできなくなってしまった「フジ」を再び泳がせたいと、水族館の獣医師・植田がタイヤメーカー・ブリヂストン
の関係者を必死に説得して立ち上がった「人工尾びれ開発プロジェクト」。
しかし、同じゴム製品でも生きたイルカの人工尾びれという世界初の挑戦に戸惑い、悪戦苦闘する関係者たち。
ブリヂストンの社員始め、イルカをモチーフに作品を作る造形作家、日本鯨類研究所の研究員など多くの人が、
仕事の合間を縫って全員無給のいわばボランティアで、1頭のイルカを救うために奮闘します。
2002年12月に始まって、2004年12月に完成するまでの2年間の関係者の失敗と挑戦の日々を、冷静な取材で
伝えています。その2年間に作られた試作品の数々や、辛抱強く接することにより生まれた飼育員とイルカの強い心の
きづな、造形作家の心の葛藤など、テレビでは決して伝えられなかった、人間とイルカのドラマがあります。
関係者が見つめるなか、「フジ」が豪快なジャンプができるほどに、完成の域に達した人工尾びれ。その完成までの関係者の
苦悩と喜び、情熱と不屈の精神力に、思わず感動します。
病気になった「フジ」が人工尾びれを得て、生き生きと泳ぎ回るようになるまでを写真で捉えた
「奇跡のイルカ・フジ ビジュアルBOOK」も、併せてお勧めです。
また、小学生のお子様には、同じ著者で児童向けの「しっぽをなくしたイルカ -沖縄美ら海水族館フジの物語-」
を、ぜひどうぞ。
なお、テレビで放映された映像が、DVD
「にんげんドキュメント ヒレをもらったイルカ」
のタイトルで、2007年11月に発売されました。

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